令和4年度 家族介護者リフレッシュ交流会

11月9日(水)10:00~12:00、暖炉の家で、家族介護者リフレッシュ交流会を行いました。

今回のリフレッシュは、日本コンディショニング協会の

コンディショニングインストラクター 一ノ瀬 沙弥 先生を講師にお招きして、

「コンディショニングでこころと体のセルフケア」という企画を行いました。

 

当日は12名の方が参加して下さいました。

お天気にも恵まれ爽やかな秋晴れの下、自転車やウォーキングでいらした方も!

 

ところで、「コンディショニング」って、そもそもなんなのでしょう?

コンディショニングは「整える」の意があります。

「リセットコンディショニング」= 筋肉の弾力を取り戻し骨の配列を調えること!

だそうです。

ふむふむ。具体的にはどういうことをするのかな? と思いつつ、

まずは、「モニタリング」で、自分自身の今の体の状態をチェックです!

 

足先は外側を向いているか内側を向いてるか?

左右の重心のバランスはどうだろう?

痛みのある個所はどこかな?

立った時、座った時どんな感じ?

からだの具合をひとつひとつ確かめていきます。

 

自分のからだの状態を確認したうえで、今度はそれをリセットしていくのですね。

リセットと言っても強い力や大きな動きは必要ありません。

無理なく細かく体を揺らす。

それだけでも、あら不思議、ずいぶん体が楽になって足も伸びたみたい。

 

「大きく揺らしたほうがいいんですか?」の質問がありましたが、

強い力、大きな動きは、身体が緊張することでもあるようです。

コンディショニングは、身体の過緊張をほぐすために行うので、小さな揺れで十分なのだそうです。

他にも、やさしくさすったりなでたりしながら、自分のからだをほぐしていきます。

 

香りのよいアロマオイルを使うと、さらにリラックスできます。

今回は一ノ瀬先生が4種類のオイルを持参してくださいました。

それぞれ好みのオイルをつけて、毎日頑張って疲れている自分のからだをやさしくさすると、

なんだか体がぽかぽかして軽くなったようです。

 

実技が終わった後の皆さんのうしろすがたを見ると、開始時に比べて体が伸びて姿勢がよくなっていました!

コンディショニングは「ゼロ運動」とも言われ、運動前の準備運動にもよいとか。

そして何より、コンディショニングは、自分自身の手で自分のからだを可愛がってあげる運動だそうです。

ご自宅でもできる簡単な動きばかりなので、日々の生活の中で、毎日少しずつでも

自分自身で自分のからだを可愛がり労わる時間を持っていただけると良いと思います。

 

コンディショニングの実技が終わった後は、休憩をはさんで茶話会(交流会)を行いました。

少人数のグループに別れて自己紹介をした後は、自由にお互いの介護体験を話し合いました。

それぞれに話は尽きず、自分の話だけではなく、他の方の話にも興味深々。

「うちはこうなんだけどお宅はどう?」「こういうときはみんなどうしてるの?」といった

日頃抱えている疑問や不安も率直に打ち明け合って、30分という時間が

あっという間に過ぎてしまいました。

終わった後は、「やっぱり介護経験者の話を聞くのがいちばん」「なにより情報がほしい」

といった感想も多く聞かれました。

 

交流会終了後は、お土産にお弁当をお配りしました。

今回のお弁当は、味噌玉のお味噌汁と、キーマカレーのキッシュ、

かぼちゃのケーキのデザート付きという盛り沢山のメニューでした。

 

後刻、参加者の方からお礼の電話をいただき、リフレッシュ交流会の感想を伺うことが出来ました。

「いつもは慎重に足先を上げるようにして歩くのに、

終わった後は意識しなくても足があがってましたよ!」

と喜びの声。スタッフ一同大変励みになりました。

今後も、ご家族の介護をされている家族介護者の方が、情報交換やリフレッシュできる企画を

どんどん考えていきたいと思いますので、またのご参加お待ちしております!