令和5年度 家族介護者リフレッシュ交流会 ~包括支援センター~

11月17日(金)、令和5年度家族介護者リフレッシュ交流会を開催しました。

今回は初めてのお出かけ企画、「一ノ倉邸」見学ツアーを行いました!

当日はあいにくの雨模様でしたが、今回は6名の方がご参加くださいました。

 

 

一ノ倉邸は盛岡市の保護庭園で、明治後期に盛岡市出身の政治家

阿部浩氏によって作られた歴史のあるものです。

今回はボランティアのガイドさんをお願いして、庭園と邸宅のそれぞれを

ご案内していただきました。

 

 

折しも紅葉が見ごろで、京都の高尾山から移植したといわれる 色とりどりの

美しいイロハモミジが私たちを出迎えてくれました。

 

 

雨足は弱まることなく、庭園の見学への影響が心配されましたが、

参加者の皆さんは臆することなく

傘を差しながらもガイドさんの説明に熱心に耳を傾けられていました。

 

 

樹齢100年以上のモミジ類やアカマツが、さまざまな表情を見せる庭園です。

ガイドさんの説明もとても丁寧でおもしろく、貴重な保護庭園にかける思いが

良く伝わってきました。

 

赤松が自然に変形してできた「月の松」

 

「復興の花・中尊寺ハス」

平泉をひらいた藤原清衡の父・藤原経清、及び蝦夷の豪族安倍氏が、安倍館の地で

滅んだことにちなんで、中尊寺から株分けされたハス。

 

 

木造平屋建ての建物の中は、歴史ある貴重な品々が展示されています。

まるで博物館のようですが、なんと入館料は無料でした!

 

豪奢な打掛。ちなみに茶話会にお借りした座敷には、

白無垢が架けられておりました。

 

 

木のぬくもりが感じられる長い廊下。

この長い廊下の屋根を支える軒桁は、16メートルの杉丸太。

 

窓から見える庭も綺麗です。

これだけでも素敵ですが、さらに紅葉が深まると窓の外が真っ赤に染まり、

さらに幻想的になるそうです。

 

景色よし。歴史を感じる建物もまたよし。

そこに飾られる収蔵品のひとつひとつも興味深く、

ガイドさんの説明にも熱が入ります。

本当に良いものを、後世につないでいこうとする努力に頭が下がりました。

 

   

100年以上も前に生きた人々が残した建物や庭園をじっくりと堪能し、

昔の人の丁寧な暮らしぶりや、

由緒ある品々に感心したり驚いたりするうちに、

参加者の方々は自然とくつろぎ、打ち解けていくことができました。

 

第二部は、邸内の一室をお借りし、遠足のようにおやつを広げて

茶話会を行いました。

※注) 邸内は基本的には飲食禁止ですが、今回は事前に許可をいただいております。

 

 

茶話会は1時間ほどでしたが、話はつきず、例によってあっという間に

時間が過ぎ去ってしまいました。

みなさん、それぞれに日々の苦労や思いがあり、

語り尽くせない話があったと思いますが、

他の方の言葉に耳を傾けることが励みにもなっている様子でした。

 

今回のお弁当です♪

初めてのお出かけ企画で悪天候に見舞われましたが、交流会後のアンケートでは

「雨に濡れた庭園も鮮やかな紅葉が美しく良かったです」とのご感想をいただき、

ホッとしております。

他にも「皆さんの体験をいろいろ聞けて良かった」「自分の話を聞いてもらえてよかった」

「少人数で話しやすかった」「バス旅行また参加したい」など、ご感想をいただきました。

参加して下さった皆様、一ノ倉邸のスタッフの皆様、ありがとうございました!

また、都合がつかず今回は参加できなかった方々も、次回ぜひリフレッシュしに

いらしてください!