「松園地区認知症声かけ・保護訓練」を行いました!~包括支援センター~
11月8日(火)10:00~12:00、松園地区では初めての「認知症声かけ・保護訓練」を行いました。
誰でもかかる可能性のある身近な病気の『認知症』。松園地区でも認知症と診断される方が年々増えています。声かけ訓練とは、少しでも長く住み慣れた地域で安心して暮らし続けるために、街で迷っているお年寄りを見かけたら「どうされましたか?」と臆することなく声をかけられるようになる為の訓練です。
初めての開催でしたが、総勢47名の地域の皆さまがご参加くださいました!
2~3名で1グループの声かけ訓練参加者は、A・B・C・D4つのグループに分かれ、
それぞれ指定された範囲を、「地図」と「家族からの情報」を元に、捜索します。
この日はあいにくの雨☔でしたが、徐々に回復していきました!
見学の方が大変多く、ゾロゾロと、大所帯での移動になりました(笑)
歩き回って、、、、あ!公園の滑り台の下で雨宿りしているところを見つけました~!
声のかけ方は、配布資料の「対応のポイント」を参考にしながら、警戒されないように、優しく行います。
認知症の人への対応の心得 ~ 3つの ″ ない ″ ~
「驚かせない」「急がせない」「自尊心を傷つけない」
焦らず、お話を伺いながら、一緒に保護場所に向かいます!
終始、優しく寄り添って、一緒に歩いて下さる様子に心温まりました(^ω^ )🍀
全員が保護場所に揃ったあと、参加者で振り返りを行いました。
認知症役の方より
「何処にどうやったら自分の家に帰れるのか、というすごい不安でいっぱいになりました。そんな時に、優しい声かけをしていただいて安心して、暖かいところに連れて来てくれて、ホッとしました」
声かけ訓練参加者より
「マニュアル通りにはいかず、違う方向に歩かれたり、『行きたくない』『家はどこだ、家に帰りたい』と言われても私たちは家が分からない、どういう風に声かけして保護場所に連れて行ったらよいか少し悩みましたが、皆さんで協力してできたので良かったです。1人では不安です」
と、其々感想をお話くださいました。
盛岡東警察署松園交番 熊谷所長より、松園交番では平均して2か月に1~2回の保護事案がある、
この訓練は非常に良い取組みなので、今後も定期的に行っていただきたい、と講評をいただきました!
松園地区では初の認知症声かけ・保護訓練、2025年には65歳以上の高齢者の約20%、
つまり約5人に一人が認知症と予測されています。
人生100年時代と言われる中、認知症の方を守る地域単位の取り組みが、最も大切ですね !
包括支援センターでは、認知症に対する正しい知識と理解を広げるため、認知症当事者やその家族の応援者となる『認知症サポーター養成講座』を行っています。
地域住民、金融機関やスーパーマーケットの従業員、小、中、高等学校の生徒など様々な方に受講いただけます。
わが町、わが地区でも!の際は、是非ともご用命ください\ (^o^) /