日頃から備えを!~デイサービス

鈴虫の音色が聞こえ、色鮮やかなコスモスたちもぐんっと高く育ち、すっかりと季節は秋ですね~。

9月1日の「防災の日」にちなんで、デイサービスでは午後の趣味活動の時間を使い、『避難訓練』を行いました。

今回は、‟地震による停電”からの二次被害で‟火災”が発生したことを想定し避難しました。

停電も想定している為、薄暗い中でも、みなさんしっかりと職員の指示を聞きながら、慌てることなく落ち着いて玄関先へ向かっています。

電気が付いているのが当たり前の生活の中、灯りが全くないとかなり薄暗く感じます。

自分の席で使っていた座布団クッションを使い、頭をしっかりと保護しながら避難している方もいらっしゃいました。

お見事ですっ!!

写真越しでも、みなさんの表情から真剣に取り組まれているのが伝わると思います。

職員も誘導班や救護班などに分かれ、誘導班は建物内に取り残された方がいないかしっかり確認します。

玄関ピロティ―に避難した後は、全員避難したのか点呼をとっていきます。

自分の名前が呼ばれると真剣な表情で「はい」と答える方やしっかりと手を上げ返事をしている方もいました。

「はい、全員無事に避難出来ました!」とアナウンスされると、みなさんホッと安心されたご様子でした(*´ω`*)

 

その後は、クイズ形式で防災知識を一緒に学んでいきます。

Q、懐中電灯と、あるものを組み合わせると、簡単なランタンになります。その物とはこの三つのうちのどれでしょう?

①新聞紙

②アルミホイル

③ペットボトルの水

みなさん様々な可能性を考えながら・・「新聞は紙だから光を通すのかな?」「水じゃない?」などとじっくりと考えています。

それぞれに思った答えの番号で手をあげていきます。

正解は~

③のペットボトルの水です!と伝え、実際にどのようになるのかを見せると「へ~!!」「そんな風に光るんだね。知らなかった!勉強になるね」との反応が大きかったです。

その他にも、ラジオに使う単一電池がない!単三電池はある!そんな時に電池をサイズアップする方法や、台風などで停電になった際にろうそくの代わりになる物は、オイル漬けのツナ缶、などといった豆知識にこうしてしっかりメモをとっている方々もいました。

 

避難訓練は、災害への意識を高め、災害発生時に適切に対応できるようにするために行われます。

今回参加されていたご利用者さまが言っていました。「災害は忘れた頃にやってくるって言うもんね」

日頃の避難訓練はもちろん、いざという時に役立つ知識があることで事態を左右するとも言われています。備えあれば憂いなし。

日頃からの備えでしっかりと自分自身を守っていきたいものですね。避難訓練の様子を今松がお送りいたしました。